お盆玉はあげないとダメ？世間の評判や意見まとめ

お盆玉という言葉を聞いたことがあるでしょうか？ここ最近で急に話題になってきた言葉で、初めて聞く人も多いかもしれません。

まだまだ一般的には広まっていないお盆玉ですが、世間の評判や今後の見通しはどうなのでしょうか？

お盆玉とは？由来や経緯は何？

お盆玉とはお盆に子供に上げるお小遣いのことで、その字の通り、お年玉のお盆バージョンです。

昔、江戸時代頃には、お盆になると遣いの者に褒美を上げるという風習があったようです。それがお小遣いをあげることに形を変え、今でも一部の地域で残っているようです。

ここではまだお盆玉という表現は出てきません。(笑)

お盆玉というのは、山梨県の紙製品会社である「マルアイ」が商標登録している造語です。マルアイは2010年にお盆玉用のポチ袋の販売を始めました。「おじいちゃんやおばあちゃんが田舎に帰省した子供にお小遣いをあげるときに使ってほしい」という目的です。そして最近は郵便局でもお盆玉袋が発売されると共に、テレビでも取り上げられ、全国的に名前が有名になりました。

大手雑貨店ではお盆玉用のポチ袋コーナーが徐々に充実してきており、毎年増加傾向にあるそうです。売り上げも2013年から2014年では約20%も伸びており、2015年のスペース拡大も間違いないとのことです。

お盆玉に対する世間の反応は？

お盆玉に対する世間の反応はどうなのでしょうか？

あるアンケートサイトでは、実に80%以上の人が否定的でした。「これ以上出費の機会を増やさないで欲しい！」というパパママ世代の意見が圧倒的に多いです。

お盆玉に肯定的な意見も！？

でも、一部ではお盆玉に対して肯定的な意見も見られました。それは、お盆に帰省した子供へお小遣いをあげる機会の多いおじいちゃんおばあちゃん世代です。

これまではお金だけ裸で渡していた人も、「お盆玉という名目でポチ袋に入れるだけで格好がつく」ということで評判が良いのです。また、「お盆玉をもらうためでも良いから会いに来て欲しい」という意見も多かったです。

もともとお盆の小遣いをあげる予定だった人からすれば良いイベントなのかもしれませんね。

お盆玉の相場は？

お盆玉の相場はあるのでしょうか？

世間的には、お年玉と同額かちょっと少ない程度というのが相場になっているようです。

小学生であれば1000円～5000円、中学生以上であれば10000円前後が多いようですね。もちろん、地域や環境によって前後はありますから、あくまで目安です。今までお盆小遣いをあげていた人は同程度で良いと思います。

お盆玉はどうなる？

お盆玉という名前が広まると「あげることが当たり前になってしまうこと」が世間に反感を買う原因でしょうか。

あげないと「ケチ！」とか「何でくれないの？」とか、そんな文句も出てきそうなことが嫌ですね(^^;

また、「金額が少ない」とか「○○ちゃんはもっともらってた」とか、子供ならではの悩みも増えそうです。あくまでもお盆小遣いのままとして、もらえることが当たり前にならないように広まって欲しいなと思います。